鳩山由紀夫首相は22日の衆院予算委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先の決定時期について、「昨年末までに結論を出していたらどうなっていたかと考えたとき、5月末まで(に決める)という形にして、今は良かったと思う」と述べ、結論の先送りを正当化した。
24日に投開票が行われる同県名護市長選を前に、現行のキャンプ・シュワブ沿岸部(同市辺野古)への移設計画に対し、反対論がある沖縄の県民感情に配慮したことを強調したかったようだが、現行計画での早期決着を促してきた米政府の神経を逆なでしかねない発言といえる。
首相は「5月末までに米国とのすり合わせを行い、最終的な政府案として必ず結論を出す」とも述べ、同月中の決着を図る決意も強調した。
首相は結論先送りを決めた昨年12月にも、「日米の合意の重さと沖縄の県民の強い思いを同時に考えたとき、今すぐに結論を出せば必ず壊れる」と述べていた。
【関連記事】
・
沖縄知事「普天間反対派当選でも現行計画容認」 ・
「日米関係にひび入り始めた」 鳩山外交で北の機関紙 ・
首相、普天間移設先「昨年末に決めなくて良かった」 ・
普天間問題 「5月決着」あやふや 検討遅れ“連立の事情” ・
「5月を期限と言うのは失礼」 普天間問題で米国務次官補 ・
日韓外相が会談へ=北朝鮮核問題など協議(時事通信)・
鮒市 1日限りの市に掛け声響く 佐賀・鹿島(毎日新聞)・
富士市で32歳主婦刺殺 「自分が刺した」と男が出頭 雇用めぐるトラブルか(産経新聞)・
群馬・嬬恋「ハグ」イベント 参加申し込みゼロで中止(産経新聞)・
個人資産4億数千万円=陸山会の土地購入時−積み立ては妻子名義・小沢氏資金(時事通信)