大阪市の平松邦夫市長は22日の定例会見で、大阪府の橋下徹知事が府市再編構想の意見交換後に「市長は今の市役所で問題がないと思っている」と述べたことについて、「私が言っていないことをさも言ったかのように表現し、自分に都合のいいように発言している」と強い不快感を示した。府市連携に向けた2人の蜜月関係は、橋下知事の府市再編構想を機に急速に冷え込み始めたようだ。
平松市長は「本音をぶつけ合うつもりで非公開を前提に話し合った。市役所がこのままでいいなんて思ってもいないし、一言も言っていない」と強調。「いちいち何で釈明せなあかんねん、というのが正直なところ」と述べた。
橋下知事が21日に訪問中のベトナムで言及した市営地下鉄の民営化についても「今は改革型公営企業として努力する段階で、私は民営化を完全否定はしていないと言い続けている。ふわっとした輪郭だけで判断されると大きな間違いが出てくる」と指摘した。
府市再編構想をめぐっては、平松市長が15日に「早くコメンテーターを卒業して」と反論。その後、橋下知事は18日、平松市長と長時間話し合ったことを明かし、「市長とはかみあわない」と発言するなど応酬が続いている。
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